周りからよく「よく動くよね」と言われます。
でも自分の内側に目を向けると、正直、基本は面倒くさがりです。何かやろうとするたびにまずだるいと思うし、できれば考えたくないし、動きたくない気持ちのほうが先に来る。
これって矛盾してるようですけど、実はそうじゃないんです。
面倒くさがりだからこそ、後で楽するために今動く。これが「怠惰を求めて勤勉に行き着く」のってことです。意識が高いわけじゃない。ただ、後で同じ面倒をもう一度やりたくない気持ちが強いだけ。
この記事では、その発想をちょっとだけ言語化してみます。
面倒くさがりだから事前準備する
「今日の5分」が「明日の詰まり」を消す。面倒くさがりとして長年生きてきてたどり着いた結論です。
前日の夜に翌日の段取りを決める。カバン整える。確認事項メモする。「当たり前やん」って思うかもですけど、やってない人は意外と多い。理由はシンプルで、夜にやるのも面倒だから(僕もそう思う)。
ただ朝のバタバタの方がもっと嫌やから結局やる。「今の面倒」と「後の面倒」を比べたら、後の面倒のほうが圧倒的にしんどい。前日5分で当日30分の詰まりが消えるなら、今やる一択になります。
同じ論理が週単位でも当てはまります。毎週同じことで悩むのが嫌なので、一度ルーティンを決めてしまう。判断そのものをなくすのが目的です。悩む余地がなければ悩まずに済む。
消防士時代の習慣もデカいと思います。出動前に装備を確認するのは、現場が命に関わるから。準備不備がそのまま事故に直結する仕事だったので、事前準備の価値は体に叩き込まれた感覚として残ってます。外資コンサルでもクライアント提案前に論点整理しておくのは同じ発想で(こっちは命まではかからないけど)、その場で考えるのは疲れるし格好悪い。
「本番で考える量」をゼロに近づけていくのが事前準備の本質だと思ってます。
1回考えて仕組みにする
面倒くさがりの発想をもう一段進めると、「何回も同じことを考えるのが一番無駄」 という結論になります。
同じ判断を何度もするくらいなら、最初に1回だけ考えてルールにする。2回目以降は考えなくていい。これが一番楽。
仕事で繰り返す作業に気づいたら、その瞬間に「これ仕組みにできるか?」と自問する。仕事でAIを使ったら、同じ仕事が半分の時間で終わるようになったでも書いてますが、AIに整理させて毎回ゼロから組まない流れを作っておくと、後がガッツリ楽になります。
判断軸は人それぞれです。回数で見る人もいれば、作業時間で見る人もいる。僕は1回の作業時間で見ることが多いです。1分×100回より、30分×5回の方が個人的には仕組み化のリターンを実感しやすい。「自分にとって重い作業」から順に仕組みに置き換えるくらいの感覚で動いてます。
ここでも結局は繰り返しに気づいた瞬間に「これ仕組みにできるか?」と自問するクセ、これさえあれば自然と楽になっていく(クセつけるまでが一番面倒くさいけど)。
1回の仕込みで100回楽できる。仕組み化の初期コストは複利みたいに効いてくる。投資と同じ理屈です。
ちなみに仕組み化の延長で自動化もちょっとだけやってます。投資額を事前に決めて自動振込で毎月の振り込み作業を消すとか、仕事の定型作業をAIに整理させてツール作成するとか、その程度。自動化を増やすこと自体が目的じゃないので、ここは深追いしない方針です。
「楽したい」を悪と思わない
楽したいと思うのは、サボりじゃなくて本能だと思ってます。
「もっと頑張れ」より「楽したい」のほうが続きます。たぶんこれ、人類みんなそう。意識高い動機は外から与えられた価値観なので、プレッシャー外れたら止まる。でも「楽したい」は自分の内側から出てくるので止まらない(厄介な意味でも止まらない)。
ただ、楽することと手を抜くことは別ものです。手抜きは「後でしんどくなる先送り」で、結局楽じゃない。本当に楽するには、後でしんどくならない方法を最初に選ぶ必要があります。
「意識低いまま結果が出てる」状態が、僕にとっては一番楽です。そのためには「楽するための手間」は惜しまない。矛盾してるようで、怠惰を求めるからこそ勤勉になれるんだと思います。
意識高くなれたらいいな、と思いながら。結局は「楽したい」が一番強い動機のまま、今日も事前準備してます(この記事書くのも面倒くさかったけど、書いとけば後で楽できると思って書きました)。
まとめ:面倒くさがりは才能
- 面倒くさがりだから、後で楽するために今動く
- 1回考えてルールにすれば、2回目以降は考えなくていい(自動化はその延長線上)
- 「楽したい」を動機にした行動は続く
- 怠惰を求めるからこそ、勤勉になれる
「意識低い」ことを反省しながら生きてきましたが、最近はそれが自分の推進力だと思ってます。楽するための設計力は、ちゃんとスキルになる。
仕事のタイパを総合的に考えたい方は、自分の時間を仕事から取り戻す方法|会社員のタイパ術もあわせてどうぞ。
あわせて読みたい



コメント