投資関連の基本用語メモ。気になった言葉が出てきたら辞書として参照する用。
随時更新中。
※ この記事は「投資ってよく聞くけど何が何だか…」というレベルの方から、少し運用を始めてきた方までを想定して、専門用語をできるだけ平たい言葉で説明しています。分かりやすさを優先しているので、厳密な定義からはちょっとニュアンスがズレている箇所もあるかもしれません。あくまで入門用の地図としてお読みいただければと思います。より正確な定義については、各分野の専門書や公式ドキュメントをご参照ください。
基礎用語(まずここから)
投資を始める前に、最低限これだけは知っておきたい言葉のグループです。
知らないと「何の話をしてるのか」が分からなくなるので、まずここから押さえてください。
入金力
毎月、投資に回せるお金の総量のこと。
年収・支出・副業収入などを加味した「1ヶ月で実際にどれだけ投資できるか」の数字。短期〜中期で見ると、運用リターンよりも入金力の方がインパクトが大きい。転職・節約・副業の3本柱で入金力を上げた話を入金力を爆上げした方法。転職・節約・副業の3本柱を全部やった話に書いています。
複利
増えた分が、さらに増えていく仕組みのこと。
100万円を年5%で運用すると、1年後に105万円 → 2年後に110.25万円。増加分が毎年ふくらんでいく。時間が長いほど効果が大きくなるので、早く始めるほど有利。シミュレーションは複利の力がエグい。今日のスタバ1杯が20年後いくらになるか計算してみたで確認できます。
インデックス投資(インデックスファンド)
株価指数(インデックス)に連動するように設計された投資信託のこと。
S&P500(米国主要500社の株価指数)やオルカン(全世界株式指数)などに連動して動くので、結果的に数百〜数千社に一度に分散投資できる状態になります。個別株を自分で選ぶ必要がなく、信託報酬が低いものが多いので、長期積立の入門として定番です。
高配当株
配当利回りが高い株式のこと。
企業が利益の一部を「配当金」として還元してくれる。含み益(値上がり益)とは別に、定期的に現金が入ってくるのが特徴。インデックス投資が「長期で増やす」スタイルなら、高配当株は「定期的なキャッシュを得る」スタイルで、目的によって使い分けるものです。
新NISA(少額投資非課税制度)
投資の利益が非課税になる口座のこと。
通常、利益に対して20.315%の税金がかかりますが、NISAはその税金がゼロになる制度。「つみたて投資枠(年120万円)」と「成長投資枠(年240万円)」に分かれており、合計最大1,800万円まで非課税で運用できます。どの口座に何を入れるかは投資の入れ物 NISA・iDeCo・特定口座の使い分け|会社員の選び方に整理しています。
ドルコスト平均法
毎月一定の金額を、機械的に買い続ける投資方法のこと。
値段が高いときは少なく、低いときはたくさん買える。毎月同じ金額を入れ続けることで平均購入コストを下げる効果が期待できます。タイミングを読もうとするとプロでも難しいので、「考えずに毎月自動で買う」が初心者には向いていて、新NISAの積立設定と相性がいいやり方です。
中級用語(少し慣れてきたら)
投資を始めてしばらくすると、必ず出会う言葉たちです。
運用の質を上げたり、コストを意識したりする段階で知っておくと役立ちます。
リバランス
保有している資産の比率が崩れてきたときに、元の配分に戻す作業のこと。
「株式70%:債券30%」で運用していても、株が上がれば自然と比率がズレていく。これを定期的に元に戻すのがリバランス。値上がり資産を売って値下がり資産を買う動きになるので、自然と「高く売って安く買う」ができます。アセットアロケーションとセットで考えるのがポイントで、運用方針の話は投資の運用方針はこの3軸で決まる。会社員は「積立×長期×分散」にまとめています。
アセットアロケーション(資産配分)
株式・債券・不動産・コモディティなどに、どう資産を配分するかのこと。
要は「何にどれだけ入れるか」の割合設計。リスクを取りたいなら株式比率を高く、安定重視なら債券を多めにするなど自分のリスク許容度と目的に合わせて調整します。定期的にリバランスしてズレを修正。6資産クラスの特徴は投資先って何があるの?会社員が知っておきたい6つの資産クラス、まとめて整理するで整理しています。
信託報酬
投資信託を保有し続けるために、毎年かかる運用コストのこと。年率で自動的に差し引かれます。
「年率0.1%」「年率1.5%」のように表示され、保有している間ずっとかかる。1〜2%の差でも長期で運用すると最終的な資産額に大きな差が出るので、コストの低さは長期投資に向いている理由の一つ。インデックス投資は信託報酬が低いものが多いです。
利回り
投資した元本に対して、1年間に得られるリターンの割合のこと。
「年利3%」なら100万円に対して年3万円のリターンが期待できます。利回りには保有中に受け取る「インカムゲイン(配当・分配金)」と売ったときの差益「キャピタルゲイン」があり、高配当株は前者、インデックス投資は後者が積み上がるイメージ。過去の利回りは将来を保証しないので、あくまで参考値として読む必要があります。
含み益・含み損
まだ売っていない状態で出ている、評価上の利益・損失のこと。
100万円で買った株が150万円になっていたら含み益50万円、80万円に下がっていたら含み損20万円。売って確定するまでは「まだ利益でも損失でもない」のが大事なポイント。長期投資でよく言われる「下がっても売らない」は、この含み損の概念とつながっています。
よく混同される用語
名前が似てたり、使われ方が似てたりするせいで、混乱しやすい言葉のペアを整理します。
元本保証 vs 元本割れリスク
元本保証とは、投資した金額が必ず戻ってくることが保証されている状態のこと。
銀行の定期預金は元本保証(預金保険制度で1,000万円まで保護)。一方、元本割れリスクがある商品は投資した金額より少なくなる可能性がある。株式・投資信託・ETFはすべて元本保証なし。「リターンはリスクの対価」で、元本が守られる代わりに定期預金の金利は非常に低く、元本割れリスクを取る代わりに長期的に高いリターンが期待できます。
株式 vs 投資信託
株式は個別企業への直接投資。投資信託は複数の株式・債券などをまとめてパッケージにした商品のこと。
A社の株を買えばA社1社の業績に連動。投資信託は「国内株式100社に分散」のようなパッケージなので1社に集中するリスクを減らせます。1本買うだけで分散が効くので、個別銘柄をリサーチする手間が省けるのが初心者に勧められやすい理由。インデックス投資はこの投資信託の形式で運用するのが一般的です。
ETF vs 投資信託
どちらも複数の資産に分散投資できますが、売買の仕方が異なります。
投資信託は1日1回しか価格(基準価額)が決まらず、注文した時点では約定(売買が成立)する値段が分かりません。ETF(Exchange Traded Fund・上場投資信託)は株式と同じようにリアルタイムで売買できます。長期積立なら積立設定がしやすい投資信託、コストを細かく管理したいならETFも検討という使い分けのイメージ。新NISAの積立枠との相性は投資信託の方が良いです。
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