Netflix・YouTube中毒脱出法。「ジムの有酸素中だけ」縛りで時間を取り戻した

Health & Lifestyle

気づいたら2時間溶けてた、という経験が全くないという人の方が少ないと思います。

Netflix、YouTube。寝る前にちょっとだけのつもりが、次の話が気になって、気になって、で朝。あるあるすぎる。

で、僕がたどり着いた解決策が「見る場所と時間を能動的に決める」というルール。「やめる」じゃなくて「いつでも見られる状態を解除する」だけです。

僕の場合は「ジムの有酸素中だけ見る」という縛りにしました。ただ、これはジム行かない人にも応用できる仕組みです。カフェだけで見る、寝る前30分だけ、平日の夜21時〜22時だけ、みたいに自分のライフスタイルに合う形で組めます。

僕個人としては、この縛りでダラダラ視聴がほぼゼロに、ジム頻度も週4〜5回に増えたという狙い通りの一石二鳥になりました。

今回は、なんでこの縛りが効くのか、僕がどうやってるか、そしてジム以外の応用例まで全部書いていきます。

ダラダラ視聴で失ってるもの

年間30日分の人生が飛んでる

「1日2時間 × 365日」を計算したことありますか。

1日2時間って別に多くない気がするんですよね。寝る前にちょっと見て、帰り道でYouTube流して、みたいなのを積み上げると割とすぐ2時間くらいになるんですけど、感覚的には「まあそのくらい」という感じ。

でも計算すると、年間730時間、約30日分の人生が飛んでるんですよね。

1ヶ月まるごとNetflixとYouTube。。

お金は守るのに、時間には寛容すぎる

ここで思うのが、時間を取られることへの感覚の鈍さです。

サブスクで知らないうちに課金されてたら、即気づいて解約電話しますよね。「なんで請求されてんねん!」って。そのスピード感。

でも時間は、1日2時間盗まれてても騒がない。30日分の人生を持ってかれてても「まあ仕方ないか」で流す。

仮にこの30日分を時給1,000円で換算したら、年間で70万円分。サブスク年額3万円どころじゃないんですよ。Netflix代より時間の方がずっと高くついてるというw

「タイムイズマネー」って言葉、知識として知ってても、意外とお金ほどシビアに管理してないことが多い。同じ話はSNSを1日2時間見てる人、年間30日分の人生を捨ててますでも書いてます。

しかも「自分で選んで見てる」訳ではない

さらに言うと、「自分で選んで見てる」と思ってるかもしれないんですけど、実はそうじゃない場合も多くて。

ホームに出てくるおすすめ、「次の話を自動再生」、見終わったら関連動画がズラッと。あの流れ、ほぼアルゴリズムに誘導されてるだけです。自分の意思で選んでるように見えて、実はアプリ側に手綱を握られてる状態。

これに気づいた時、ちょっと腹立ちましたw

「自分の時間を、アプリ側から誘導されて消費させられてた」という感覚。もっと他にやりたいことあったんじゃないかと。

ダラダラ視聴で失うのは時間だけじゃなくて、集中力も削られます。マインドフルネスは瞑想だけじゃないでも書いたんですが、常にインプットしっぱなしの状態だと脳が休まらないんですよね。Netflix・YouTubeで情報を流し込み続けた翌日、「あ、今日なんか調子悪いな」となるのはたぶんそれが原因です。

「見る場所と時間を限定する」ルール

解決策は単純で、見る場所と時間を能動的に決めるだけです。

「いつでも・どこでも見られる」が中毒の原因。なら、「ここでしか見ない」「この時間だけ見る」を自分で決めればいい。

え、そんだけ?はい、そんだけです。

これをやると、面白いことが起きます。

「続きが気になるから、その場所/時間に向かう」というモチベーションの逆転です。

「見たいけど我慢する」じゃなくて、「決まった場所/時間に行けば見られる」になる。我慢ではなくて、楽しみがご褒美ポジションに変わる。

これ、「誘惑の抱き合わせ(temptation bundling)」っていう考え方で、楽しいことと苦手なこと(あるいは決まった時間)をセットにすることで継続率が上がる、というやつです。Atomic Habits(習慣を変えるための本として有名)でも紹介されてる手法。

僕の場合: ジム×Netflix

僕は「ジムのトレッドミルの上だけで見る」という縛りにしました。

家ではNetflixもYouTubeも開かない。ジムに来た時、有酸素をやりながら見る。この縛りだけです。

有酸素運動って正直しんどい。トレッドミルを30分走るとか、コンテンツなしではなかなかきつい。それが「見たい作品見ながらだったらまあいいか」になる。むしろ楽しみになる。

本来は「ジムに行く気が重い→とりあえずNetflixでも見るか」となるはずが、「あの作品の続きが気になるから明日ジム行かないと」になる。ジムに行くことが動機になるんじゃなくて、続きを見ることがジムへの動機になる

選ぶコンテンツは、連続もので「次どうなるんやろ」が強いタイプのアニメやドラマ、ドキュメンタリー系がおすすめです。1話完結より、続きが気になる構成の方がジムへの動機になりやすい。

ジム行かない人ならどうする?

「ジム行かないんやけど」という人もいると思います。ジムは僕のやり方であって、核は「場所と時間を限定する」こと。代わりはいくらでも作れます。

場所で限定する例:

  • カフェだけで見る(家では開かず、カフェに来た時だけ)
  • ソファに座った時だけ(ベッドや机では見ない。寝る前のダラダラを防ぐ)
  • 散歩・運動中だけ(音声系のYouTubeなら)

時間で限定する例:

  • 寝る前30分だけ。それ以降はスマホを別室に置く
  • 平日の夜21:00〜22:00だけ。それ以外の時間は開かない
  • 週末の決まった時間だけ。平日は一切見ない
  • 家事をしながらだけ(音声系のYouTubeなら)

両方の組み合わせ例:

  • 帰宅後、夕食を食べる時だけテレビでNetflix
  • 朝のコーヒータイムだけYouTube
  • 通勤の電車内だけ(オフライン再生を活用)

ポイントは「いつでも見られる状態を解除する」こと。「決まった場所/時間にだけ見られる」というルールを自分で作る。これだけで、ダラダラ視聴は大幅に減ります。

僕の場合、それを「ジム×Netflix」にしたのは、運動の継続と視聴管理を一つの仕組みで回したかったから。一石二鳥を取りに行きました。自分のライフスタイルに合わせて、何と何を組み合わせるかを考えると面白いです。

実際にやってみた結果

狙って始めた仕組みだけど、想像以上に綺麗に回ってます。

ダラダラ視聴は、ほぼゼロになりました。家でNetflixを開く回数が激減した。「あ、見たいな」と思っても「ジムで見よ」になる。ジムに行かない日は見ない。それだけで完全に仕組みとして機能してる。

ジムに行く頻度も、縛り前より明らかに増えて週4〜5回が定着しました。そもそもこれを狙って始めた仕組みなので、視聴管理とジム継続の両方を一つの動きで回せるようにしたかった。実際にちゃんと回ってる。

空いた時間で増えたのは、ブログ執筆 / 読書・オーディブル / 睡眠と休息。特に睡眠がちゃんと取れるようになったのが地味に大きくて、「ちょっとだけ」のつもりが深夜2時まで続くパターンがほぼなくなりました。朝のキレが違う。

ちなみに「読書」は紙の本というよりオーディブルの方が比率高めです。詳しくは オーディブルが手放せなくなった。月1,500円で人生の隙間が埋まる にまとめてます。

罪悪感も減りました。ジムでガッツリ有酸素しながら見る分には、「ダラダラ時間を過ごした」という感覚がない。むしろ充実してる。コンテンツも楽しんで、運動もできて、一石二鳥どころじゃないなと思ってます。

おすすめ機能をオフにしたら、見たい動画がほぼなかった話

「自分の時間をアプリ側から誘導されるとか最悪やな」と思ったのが、あるYouTubeの設定を変えてからです。

「再生履歴」をオフにするとホームから「おすすめ」が消える

YouTubeの「再生履歴(視聴履歴)」をオフにするという設定があります。

これをオフにすると、YouTubeのホーム画面から「あなたへのおすすめ」フィードが消えます。2023年のGoogle仕様変更でそうなっていて、検索バーと左のメニューだけが残るシンプルな画面になる。

設定手順

スマホアプリ版:

  1. YouTubeアプリを開いて、右上のプロフィール写真をタップ
  2. 「設定」→「すべての履歴を管理」をタップ
  3. 「管理」タブをタップ
  4. 「YouTubeの再生履歴を含める」の選択を解除

これだけです。PCから設定したい場合は、Googleマイアクティビティ(myactivity.google.com/product/youtube)の「管理」タブからも同じことができます。

注: 検索履歴は別設定なので、再生履歴だけオフにしても検索機能はそのまま使えます。

やってみて気づいたこと

「あれ、見たいものが何もない」という感覚。これが最初に来ました。

ホーム画面を開いたら、いつもならズラッと「おすすめ」が並んでいて、気づいたら何本か見てた。でもおすすめが消えたら、何も出てこない。検索する気もない。「え、僕って今まで何見てたん?」ってなった。

見てた動画の大半は、自分が見たかったものじゃなかったんですよね。アルゴリズムがホームに出してくれたから、なんとなく開いてただけ。能動的に選んでたわけじゃなかった。

登録チャンネルや話題タブはこれまで通り使えるので、本当に見たいチャンネルの動画を探すことはできます。ただ「なんとなくホームを開いて誘惑される」がなくなる。

Netflixでも同じ発想が効く

Netflixも同じで、「ジムで見たい作品リスト」に入れておいたものだけを見るようにすると、家でトップ画面をぼんやり眺める時間が激減します。「本当に続きが見たい作品があるか?」を自分に問える状態になる感じ。

環境デザイン(意志力に頼らず、物理的・デジタル的な環境の配置で行動を変える発想)の典型例ですね。気合でやめようとするより、そもそもホーム画面に誘惑がなければいい話なので。

「家でYouTubeを開かない」を無料の工夫で実装する

「場所と時間を限定する」と決めても、家でうっかりYouTube開いちゃう問題は別途あります。再生履歴オフでホーム画面のおすすめが消えても、「ちょっと検索しよ」で開く隙はある。

ここは無料の工夫3つの組み合わせで大体カバーできます。

  • ホーム画面からアプリを消す: スマホのホーム画面からYouTubeアイコンを削除して、フォルダの奥とかに隠す。開こうとするたびに手間がかかるので、「なんとなく開く」頻度が減る
  • 見たい動画は事前に「後で見る」リストへ: 気になった動画をその場で見るんじゃなくて、一旦リストに追加。決めた場所/時間に来たらまとめて消化する習慣にする
  • スクリーンタイム制限: iOSならスクリーンタイム、AndroidならDigital Wellbeingで、家ではYouTubeを開けなくする設定もできる。決めた時間以外は物理的に開けない状態にする発想

この3つの組み合わせで、だいたい事足りると思います。

なお、「オフラインで見たい」「広告がとにかくしんどい」という別の理由がある人は、YouTube Premium も選択肢ではあります。ただ「ダラダラ視聴を減らす」目的に関して言えば、Premiumに課金しても解決しません(むしろ広告がない分スルッと見続けてしまうリスクもある)。固定費は無闇に増やさないのが基本方針です。

参考: 固定費月6万円。節約してるつもりはないのに周りより安い

「全部我慢」じゃない。問題は奪われる時間の方

ここまで読んで「Netflix・YouTube=悪」みたいに見えるかもしれないんですが、ちょっと違います。

どうしても見たいものがあれば、別に見てもいい。続きが気になってるアニメ、誰かに勧められた映画、好きなYouTuberの最新動画。それは能動的な選択で、その時間は無駄じゃない。自分で選んで楽しむための時間ですから。

問題は、自分で選んだわけでもないのに、なんとなく流れてきたおすすめに引きずられて時間が溶けてる状態です。気づいたらやるべきことを後回しにして、明日の自分にしわ寄せが行く。これが厄介。

要するに「全部やめろ」じゃなくて、「自分で選んだ時間か、それともアプリに奪われた時間か」を分けたいだけ。「ジムの有酸素中だけ縛り」も「再生履歴オフ」も、能動的な視聴を楽しみつつ、無駄に時間を奪われないための仕組みです。

楽しむ時は楽しむ。やるべきことを後回しにする時間は減らす。このバランスが取れるとめっちゃ生活が落ち着きます。

まとめ

  • Netflix・YouTubeのダラダラ視聴は 年間30日分の人生。時給1,000円換算で70万円分
  • でも問題は視聴そのものじゃなく、アルゴリズムに引きずられて自分の時間を奪われること
  • 解決策: 「ジムの有酸素中だけ見る」縛り + YouTubeの再生履歴オフでホームのおすすめを消す
  • 結果: ダラダラ視聴ほぼゼロ / ジム頻度週4〜5回が定着 / 睡眠改善 / 罪悪感が減る
  • 能動的に見たいものは見ていい。問題は、自分で選んでない時間が積み上がること

「やめなきゃいけない」と思ってる人に、「やめなくていいよ、場所を決めるだけでいい」と伝えたくて書きました。意志の力より仕組みの方が、楽に続きます。

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